TAKAMARUのメモブログ

このブログは、主に「dis」というものや「ニセ科学批判批判」というものについてメモしています。

創作小話『空飛ぶスパゲッティ・モンスターから「ヨナ書」風の使命を授かったニセ科学批判批判者』

 ニセ科学批判批判者であるAさんが「ヨナ書」を読んでいると、空飛ぶスパゲッティ・モンスターが空から降りてきて言いました。
 「今から『ニセ科学批判者たちが集うウェブサイト』に赴いて、空飛ぶスパゲッティ・モンスターの意思として閉鎖に追い込まれる運命であることを伝えてきなさい」

 それを聞いたAさんは、不満を述べました。
 「私はニセ科学批判批判者だ。論敵である私が伝えに行けば、吊るし上げに遭ってしまう」

 そこでAさんは、宇宙の果てまで逃げようと考え、宇宙船に乗り込みました。
 すぐに宇宙船は、太陽嵐に遭遇しました。クルー達は、「これはAさんが原因ではないか」と疑い、Aさんも認めました。
 クルー達は、Aさんを脱出ポッドに乗せて宇宙に流しました。

 まもなく太陽嵐が止まりましたが、今度はアメーバー状の宇宙生命体が現れて、脱出ポッドを飲み込みました。
 三日後に吐き出されて、ようやくAさんは地球に帰還することができました。

 そこで空飛ぶスパゲッティ・モンスターは、Aさんに再び使命を伝えました。
 Aさんは仕方なく「ニセ科学批判者たちが集うウェブサイト」に赴いて、「空飛ぶスパゲッティ・モンスターの意思によって閉鎖に追い込まれる」と伝えました。

 ニセ科学批判者たちは、空飛ぶスパゲッティ・モンスターにビールを樽で捧げながら言いました。
 「私たちの芸風に何らかの落ち度があったのならば、潔く認めることも吝かではございません」

 それを見た空飛ぶスパゲッティ・モンスターは、閉鎖に追い込むことを中止にしました。
 Aさんは、激怒しました。
 「閉鎖に追い込むと言っておきながら、今になって中止するとは何事だ。私の苦労は、何だったのだ」

 怒りが収まらないAさんは、「ニセ科学批判者たちが集うウェブサイトの監視室」というブログを作り、何が起こるか様子を見ることにしました。

 ある日、Aさんが何気なく書いた一つの記事が大評判となり、たちまちAさんは世界的に有名なブロガーとなりました。
 喜ぶAさんの姿を見た空飛ぶスパゲッティ・モンスターは、Aさんのブログに『罵倒芸の虫』を送りました。

 『罵倒芸の虫』はAさんの記事をdisり倒し、それにつられて他の一般の読者たちもdisり始め、大炎上になりました。
 しばらくして大炎上は収まりましたが、Aさんは過疎ブロガーに戻ってしまいました。

 Aさんは激怒して、空飛ぶスパゲッティ・モンスターに抗議しました。
 「せっかく一つの記事で世界的な有名ブロガーになれたのに、この結果ではショックで病んでしまいそうだ」

 空飛ぶスパゲッティ・モンスターは、Aさんを諭しました。
 「お前は、一つの記事を惜しむのか。私も、『ニセ科学批判者たちが集うウェブサイト』に五万とある記事を惜しまないことがあろうか」

 【教訓】この話は、ネット上で議論している途中で一つの示唆を与えられたときに、その後のリアクションの選択次第で結果が思惑を超えるほど変わってしまうということを教えています。