TAKAMARUのメモブログ

このブログは、主に「dis」というものや「ニセ科学批判批判」というものについてメモしています。

不思議な話『向こう見ずな逆張り芸の論者が喜び勇んで飛び降りる橋』

 「向こう見ずな逆張り芸の論者が喜び勇んで飛び降りる橋」とは、スコットランドにある町のダンバートンに存在する「オーバートウン・ブリッジ」と呼ばれる橋の、すぐ傍に掛かっていた橋のことである。

 現在その橋は撤去されているが、過去に何人もの逆張り芸の論者たちが橋を渡る途中で次々に飛び降りてしまったという、摩訶不思議な伝説が語られていた橋である。

 【伝説の概要】
 その日、逆張り芸の論者たちは一般の観光客と同じように普通に橋を渡ろうとしていた。
 「初めて渡る橋ですわねえ」
 「そうですわねえ、片持ち梁とラーメン構造を併用した橋のようですわねえ」

 その途中で、逆張り芸の論者たちは橋の欄干の向こう側に「逆張りしたくなるようなネタのにおい」を感じ取った。
 「こいつはにおうぜー! 議論で一人勝ちできるチャンスが、プンプンにおうぜー!」

 すると、逆張り芸の論者たちの思考の中に、「逆張りしたくなるようなネタのにおいに向かって一直線に駆け出したい!」という感情が湧き起こった。
 「ん、なんだこの不可解な感情は?」
 「不思議と、前から知っていた感情の気がする……」

 その感情を抑え込むことができず、逆張り芸の論者たちは橋の欄干の向こう側を目指して走り出した。
 「あたしの理性の持たんときが来ているのよ!」
 「己の仕方ねえ理性を乗り越えて行け!」
 「了解しました。ヒャッハー!」

 その結果、逆張り芸の論者たちは次々と橋の下に落ちてしまった。
 「お、落ちるのかよー!?」
 「なかなかのフリーフォール感ですわあーっ」
 「まさに地獄の奥底に向かって二千年くらい落ち続ける亡者のようだぞおーっ」
 「いや、この場合はビデオゲームの『アトランチスの謎』でブラックホールの罠に嵌った主人公の状態だと言ったほうが、より的確な比喩になるのだあー……ちにゃ!」
 【伝説の概要、終わり】

 ただし、その橋の高さは数十cmだったために、深刻な怪我を負う逆張り芸の論者は滅多に居なかったという。
 (分かりやすく漫画の「奇面組」で例えると、一堂零たちが山のキャンプ場で吊り橋を渡ろうとした場面の「ちょろちょろ小川!」の状態である)

 なお、全ての逆張り芸の論者が橋の欄干を乗り越えて落下した訳ではなかったとも言われている。
 橋の上に留まっていた慎重派の逆張り芸の論者:「この橋の欄干の向こう側に、一直線に駆け寄りたくなるような逆張りのネタのにおいなんてありませんよ。小説やおとぎ話ではないんですから」

 さらには、横山三国志甘寧さん風の台詞を述べながら橋の上に戻って来た者も居たらしい。
 「推敲していない逆張りコメントの公開、一番乗り~!」
 「拙速な逆張り芸を行ったおかげで、かえって自分のほうがツッコミどころ満載の主張を呈しているわけですが、本人は気がついていないのか、それとも自分で自分の発言の信用性を低下させるという芸を披露しているのか、どちらにしても寂しさを喚起させる芸ですよねという感想を述べる聴衆、ちょこざいな~!」

 それを見た一般の観光客:「げえっ、逆張り芸の論者が橋脚をよじ登ってきた!?」
・・・・・
 なお、一部の研究者は、「オーバートウン・ブリッジ」にまつわる「犬が自ら飛び降りる伝説」と何らかの関係があると考えている。